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大島紬泥染め職人の家に生まれたごく普通の男がひょんなことからお坊さんに!? 全国的に廃寺傾向の中、奄美生まれ紬屋の息子が新寺建立を夢見て地域で奮闘中! 日常何気なく感じた事から仏教学まで分かりやすく書き綴っていきたいと思います。

2016年02月19日

OTERA MARKET



我が家の玄関にお飾りしている仏像です





インドのおみやげに主人が頂いたものだそうですが
ちょっと面白いお顔されているので
とても気に入ってお飾りしています




もともとお釈迦さまが亡くなられてから
仏像がすぐ造られたわけではございませんでした
そもそもお釈迦さまは偶像崇拝なんておっしゃってはいなかったそうです



では今日どうしてこんなにも多くの仏像が造られ
多くの人々の信仰の対象とされているのでしょうか

それはインドのガンダーラに仏教が伝わった頃ではないかと考えられています
紀元前もしくは紀元後なのか微妙なその頃
アレクサンドロス大王の遠征により
ガンダーラの地域にはギリシャ方面の文化が流入していました

ギリシャは彫刻など美術工芸が盛んで
その影響を受けたガンダーラの地域の人々が
当時の憧れであったお釈迦さまの像をつくり出し
ギリシャの影響故に西洋人のように鼻が高い仏像が多く作られたそうです

お釈迦さまが亡くなられた直後は
お釈迦さまの遺骨が入ったストゥーパという塔(仏舎利)に祀られ
人々はそこを参拝していました

仏像が完成するとストゥーパ周辺に仏像が安置されるようになり
遺骨が入ったストゥーパ崇拝していた人々が
目に見えた形のお釈迦さま
すなわち仏像を崇拝するようになったのだそうです




我が家にお飾りしているお釈迦様のお顔
なかなかステキなお顔をされています

ぜひ いらした際は
みてみてください





「OTERA MARKET何をするんですか?」
と聞かれることもあります

ざっくばらんに申しますと
個人出店のフリーマーケットをベースに
飲食など様々なジャンルのお店に出店をお願いしています

場所に限りがありますので
奄美文化センターでのフリマのように
当日受付等は行っていませんのでご了承ください

当日が今日のような暖かいお天気だと良いのですが…



  


Posted by ジャクシン at 19:38Comments(0)仏教OTERA MARKET

2016年02月19日

て から て へ



先日母がお世話になっているデイサービスで
“利用者さんに教わる”料理教室が行われました

施設は一見
普通の民家と変わらず
リビングに
キッチンに
お風呂に
まるで本当のお家と変わりありません

メニューは島野菜に
モチ天ぷらにアオサの天ぷら
もずく入のかしわの吸い物

利用者を取り囲んで
その家族やスタッフの方々が
和気あいあいと島料理づくりを楽しみました





そこでの一場面
デイサービスを利用しているあるお母さんとその娘さんが
一緒に昆布巻きを作っている時の写真です






恥ずかしながら
私が島野菜を炊くとき
昆布を一つ巻いてはハサミで切り
一つ巻いてはハサミで切るを繰り返していました

しかしこの料理教室では
「昆布巻きはこうやって一気に作れるのよ」と
器用に親指に昆布を巻きつけ
最後に昆布の端を引き抜くと
まるでマジックのように結び目がつぎつぎと…


写真の娘さんが
「母が病気してからはわたしが作るけど
そういえば母が作ってた時はこうして昆布巻きを作ってた!」と


"昔とった杵柄"と言わんばかりに
利用者さんが生き生きとした瞬間を
見せていただきました

私たち女性にとって
料理も子育ても
たくさんの本やネットサイトがあっても
今まで培ってきた知恵をもつ年配の方に優ることは無いと
思わざるをえませんでした


私の母も最近はだいぶ体力が落ち
自分で食事をすることも
車いすで座る時間も少しずつ短くなってきました

しかし
孫がすこしでも楽しそうにしていれば
「起こして」と言って
車いすに乗って子どもたちを見守り

孫が危ないことをしようとすれば
私よりも先に気づいて
私にアドバイスしてくれます

母親として
祖母として
妻として
女性として
母が持つ役割を全うしようとする背中に
いつも頭が下がる一方です

お母さんいつもありがとう




  


Posted by ジャクシン at 11:19Comments(0)etc…