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大島紬泥染め職人の家に生まれたごく普通の男がひょんなことからお坊さんに!? 全国的に廃寺傾向の中、奄美生まれ紬屋の息子が新寺建立を夢見て地域で奮闘中! 日常何気なく感じた事から仏教学まで分かりやすく書き綴っていきたいと思います。

2011年01月24日

『がっしょ~っ』ってなぁに?

『がっしょ~っ』

三歳になり毎日次々と日本語を自分のモノにしていく娘が最近ハマっている言葉ですface01

娘がいっているこの言葉、漢字に直すと、 『合掌』 です。

我が家では 『いただきます』 の前に必ず 合掌 をし、
食事の言葉を口にしてから、食事をします。

食事の前だけではなく もちろんお仏壇の前でも 合掌 をしてからお勤めを始めます。

合掌と口にするかどうかは別にして、
手と手を胸の前で合わせるといういたってシンプルなこの行為を、
した事が無いという日本人はいないと思います。

改めて合掌について調べてみましたicon174


そのルーツはインドので古くから行われてきた敬礼法の一種だそうです。

インドでは右手を清浄、左手を不浄とみなす習俗があり、

これを受けて仏教における合掌は、
右手が仏の象徴で、清らかなものや知恵を表し、
左手は不浄、仏教で云われる「煩悩」をさしており、自分を表します。

右手の仏性(仏様に通じる命)と不浄、
所謂凡夫を象徴した左手を合わせることにより、
仏様の命と自己の命に存する煩悩とを一体化させ、成仏の境涯(命の状態)を表わしているそうです。

私たち、日本人の生活の中では、感謝の意やお詫び、お願いをする時も
合掌しますが、こんな由来があるのですね。

まだまだ娘は意味よりも響きが気に入っているようですが、
とてもシンプルで身近な行為なだけに、
とても大事にしたい行為だと思います。

坊守でしたicon184

  
タグ :合掌


Posted by ジャクシン at 13:57Comments(0)仏教