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大島紬泥染め職人の家に生まれたごく普通の男がひょんなことからお坊さんに!? 全国的に廃寺傾向の中、奄美生まれ紬屋の息子が新寺建立を夢見て地域で奮闘中! 日常何気なく感じた事から仏教学まで分かりやすく書き綴っていきたいと思います。

2010年10月17日

坊さんはお肉を食べてもいいの??

ジャクシンです。

ご覧頂きありがとうございます。
毎日アクセスカウンタを見るのが楽しみになってきました。

今日は自作自演型Q&Aをしてみたいと思います。
質問者も解答者もジャクシン本人ですface06
こんな風にご質問いただけたら嬉しいです。


Q:お坊さんが肉食してもいいの!? 


 A:『涅槃経』の中には肉食を禁止する箇所があるのでその影響で
   仏教 = 肉食禁止
   というイメージがあるのだと思います。 
   
   また後に太政官布告によって肉食妻帯が仏教界において許可されたと思われがちですが
   はるか昔、お釈迦様の時代にも肉食を禁じているということは無かったようです。
   ただし「殺生」は禁じておりましたので条件付で肉食は許され注意は必要でした。
   
   その条件とは「自分のために殺生された、もしくはその疑いのある肉は口にしない」
   というものでした。
   その条件が整ったお肉でも絶対に口にしない十種肉禁というものがあるのですが
   全部は覚えてませんが、虎とか熊とかハイエナとかライオンとか犬とか馬とかとか。
   まぁ普通はねぇ・・・ちょっとface07

   僧侶は在家の方々からの施しで食べさせてもらってるので基本いただき物はお肉でも何でも食す、
   というスタンスです。

      仏教では全てのものを「いのち」と見ます。それが草木やお花・果物であってもです。
   お肉は食べずにお野菜だけしか食べないと言ってもやはりお野菜のいのちは頂いているわけですし
   お野菜が出来るまでに畑では害虫を駆除したり、土の中の虫を踏み潰したりしているかも知れません。

   私たちは色んないのちの犠牲の上で生きているのだと
   自覚する事が仏教徒らしい生き方なのかもしれません。

   
   無駄な殺生はしませんがどの食材もありがたく頂き肉食もします、というのが答えです。     
   
  


Posted by ジャクシン at 11:29Comments(0)Q&A