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大島紬泥染め職人の家に生まれたごく普通の男がひょんなことからお坊さんに!? 全国的に廃寺傾向の中、奄美生まれ紬屋の息子が新寺建立を夢見て地域で奮闘中! 日常何気なく感じた事から仏教学まで分かりやすく書き綴っていきたいと思います。

2016年03月09日

イベントを終えて

イベントを無事終え
やっと日常に戻りつつあります

今思えば
イベントの際は頭が働いているようで
働いておらず
今やっと頭がクリアになってきたような…

お恥ずかしながら
今更気がつくことも多く
今回の雨の中でのイベントを通して
色々と勉強させて頂きました



今回イベントを通して
気づいたことの一つですが
来店者はもちろん
出店者の方々に「お母さん」が多いこと

ただですらイベントごとの多い3月の日曜日
そしてインフルエンザに
嘔吐下痢と様々な病気で体調を崩しやすいこの時期
旦那さんやお子さんのこともありながら
こうして都合をつけていただいき
お母さんが出店なさっている間に
旦那さんを含めご家族でお子さんを見てくれたりと
ご協力頂いたことに
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました

当日 友人が私の子どもたちを見てくれるという
突然のありがたいお手伝いがあり
当日がまさかの大雨という事態に
家の中で遊んでいた我が家の子どもたちに加え
出店者の方のお子さんや
来店者のお子さんたちも
家の中はまるで託児所のように…

家の中までということは
想定していなかった事態でしたが
私の子どもたちも含め
出店者の方々のお子さんも
来店者の方々のお子さんも
子どもたちの元気な体調があっての
今日であることに気付かされました

今回イベント開催地が
交通量の多い道路に面しているため
事故が起きることが一番の心配でした
ですが
雨のお陰(?)で
場内でお子さんが走り回って怪我したり
道路に飛び出したりという
ことはなく
雨よけのために
自然と家屋の方で遊ぶ
お子さんが多かったことが
お母さんにとっても
安心してお買い物できる理由になったかと思います







上の写真は
我が家の子どもたちが大好きな
AIAI広場で息子が遊んでいる写真です



仏教のお言葉で
布施のなかに
「無財の七施(むざいのしちせ)」
というお言葉があります

布施と言いますと
金品や財産を出すことと
思われる方が多いかと思いますが
この無財の七施とは
物やお金に恵まれていなくても
心さえあれば
普段の生活の中で立派な布施が
できるとされています

無財の七施
1.眼施(げんせ)
  人に対し やさしい眼差しで接すること
2.和顔施(わげんせ)       
  柔和な顔で接すること
3.言辞施(ごんじせ)       
  やさしい言葉で接する
4.身施(しんせ)         
  自分自身を正し 身体で 尽くす
5.心施(しんせ)         
  思いやりの心を持って相手に接する
6.床座施(しょうざせ)      
  相手に席をゆずったり 立場をゆずること
7.房舎施(ぼうしゃせ)
  場所をあたえ あたたかく迎える

上記のAIAI広場の一階では
大人たちがお茶やお話を楽しむ中で
小さな子どもたちが遊ぶスペースを設けてあり
先日も遊ぶ我が子に
何名かの年配の方々が優しく声をかけて頂き
私たちも安心して腰を下ろす事ができます

子どもは広場の中を走り回ること無く
遊ぶことができ
子どもに興味を示してくださる年配の方と
親である私たちとコミュニケーションができ
子どもも安心して遊び
コミュニティを学んでいくことができます

そのひとのために
その人の居場所を作ってあげること
そのことがきっかけを作り
新たな輪が広がっていくこと

今回のイベントも
AIAI広場も
まさに無財の七施を感じた瞬間でした

  


Posted by ジャクシン at 21:53Comments(0)仏教OTERA MARKET